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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第26章 ♡極上彼氏

……だめだ、胸が苦しい。


思いっきり抱きつきたい気持ちを抑えて、強くその手を握り返す。


ごめんだなんて……謝ってもらうことは何ひとつとして無いよ。




「………ありがとう」

「ん?」

「莉央が来てくれて、めちゃくちゃ嬉しい」

「当然だろ。
俺はお前の彼氏なんだ」

「……うん……///」




体調悪くて寝込むなんて初めてだから


実は、さっきまで1人で寂しかったんだ。


…… “ 彼氏 ” の存在って、こんなに有難いものなんだなぁ……


心がぽかぽかしてきて、じ~んと感動していると



「あ、忘れてた」

「……え?」



莉央は思い出したように、私から手を離して後ろへ振り返ると


持ってきた紙袋を引き寄せて、なにやらゴソゴソと中身を漁っている。


そして、再びこっちを見てニヤっと笑う。



「一緒に添い寝する奴らを、連れてきてやったぜ」



そう言った莉央の手には………


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