
♡*:。.rena's world story.。:*♡
第4章 ♥2人の優しさ
「…………た、立花……!?」
こ、怖いから!!
私まで仰け反る。
こんなに恐ろしい立花、初めて見るんですけど……
立花の迫力に押されながら、直樹君は冷や汗をかいている。
「ひょ、ひょっとして咲原のご主人……ですか?」
離れようとする直樹君のネクタイを、さらに引っ張って
戦闘態勢に入ってる立花は、ため息をついた。
「俺じゃねーよ。
咲原の旦那は………」
「いいよ、彰」
突然
個室の入口から、低い声。
「お前の怒りは嬉しいけど。
俺の事を気にして、由宇が大人しくしてたんだから。
その辺にしといて」
