
♡*:。.rena's world story.。:*♡
第27章 ♡極上……彼女?
『………お引き取りください』
「~~~~!!!」
インターホン10回鳴らしてやっと出てきたと思ったら
第一声がそれってどうなのよ!!
「莉央!
ホワイトボードに直帰って書いてあったのは、こーいうことだったのね!」
『………叫ぶな』
「なんで秘密にするの!?」
『………落ち着け』
「声、ヒキガエルみたいじゃないの!』
『………周りに誰かいねぇの?』
「いるわよ!
すっごい不審な目で見られてる!」
……本当は誰もいないけど
カメラに向かってこれでもかと顔を近付けたら、エントランスのドアが開いた。
も~~!
彼女を家に入れるだけなのに、どんだけ時間使うんだ!
エレベーターの中でも足踏みしちゃうほど、落ち着かない!
「…………」
思い返せば、おとといはエアコンを付けっぱなしのまま寝ちゃってたわけで
よくよく思い返せば、寝相の悪い私が、タオルケットを1人で占領していたような気もするわけで
さらによくよく思い返せば
……昨日、夕方帰っていく時
彼は咳き込んでいたわけで……
