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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第27章 ♡極上……彼女?

「………なんで来たの」



セットされていない髪と、熱を帯びた赤い顔。


だるそうに私を睨むその目に、いつもの覇気は無い。




「彼女だからに決まってるでしょ!?」

「呼んでないんだけど……」

「なんで呼ばないのよ!!」




おとといの夜、彼氏らしい事を遣り遂げたあんたに、恩返しできる絶好のチャンスじゃない!


スーパー寄って、栄養のあるもの沢山買ってきたし


一回家に帰って、添い寝する愉快な仲間たちも連れてきたし♡



「すぐ作るから、待ってて♡」

「食欲無い」

「風邪でもちゃんと食べたほうがいいのよ?
レシピ見ればなんとか……」

「怖い。いらない」



意気込む私を避けるように、莉央は布団を頭からすっぽりかぶった。

………っておい!!



「怖いって何が!」

「弱ってる時にお前の料理食ったら俺、天に召されると思う」

「んなわけあるか!大袈裟……」

「叫ばないで。頭割れる」



ばさっと布団をめくると、莉央は本当に辛そうに頭を抱えた。


肩で大きく息をして、額から汗が流れる。


………これは


荒療治とか添い寝とか、ふざけたことをするレベルじゃないな。

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