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「………翔太だよ」

「翔太さんだけですか？」

「あと１人」

「どなたですか？」

「…………」



ぎゅっと体を押し付けて、その瞳をじいぃぃっと見つめる。


翔太さんとなら


元カノ関係の合コン仲間か大学の友達だと、一瞬の間にそう思ったけど


先輩が言ったもう１人は………




「………隼人、です」

「～～～えぇぇ！？」




なぜ隼人さん！？


待て待て待て待て～～！！


逃げようとした先輩を羽交い締めにして、即座に頭の中で状況整理！！


あたし達の結婚式で、隼人さんと翔太さんは知り合ったから不思議ではない。


でも、いつもどっちかとの組合せだったから、３人で仲良く飲むなんて初めてじゃないかな。


それに、そんな豪華な飲み会なら事前に言ってくれても……



「…………」



………まさか。


あたしと目を合わせようとしない先輩の顔を、無理矢理引き寄せる。



「……他に、どなたがご参加ですか？」