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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第29章 ♥隠れて甘いkissをして/立花と香

side 立花



「バカか」

「アホだな」

「ドジねぇ~!」


「…………」




………主任に昇進してから


というより、新卒入社した時からそうだったと思うけど


特に大きな失敗をすることもなく結果を残してきたし


上司に同僚、取引先や顧客まで


どちらかと言えば、好意的な言葉をもらう方が多い。



だから


事実とはいえ


こんな侮辱を3連発で浴びせられたのは、初めてかもしれない。




「まずその前戯が逆効果だったんだ。
チェリーじゃないんだから、もっとうまくやれよ」


「コラ!色黒細マッチョったら♡
ここに乙女がいるんだから、エロい例えは遠慮してよネッ!」


「嬉しそうだぜオカマ。
まぁでも翔太の言うとおりだな。
何かっこつけてんだか」




このご時世に、シゲさん以外ここにいる全員が喫煙者。


BARのテーブルに突っ伏した俺の周りで、吸殻を灰皿に潰すと


笑いを堪え切れず、3人は同時に吹きだした。




「「「立花先輩、大失敗♡」」」

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