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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第35章 ☆*♪ X’mas short short *3*

立ち上がった蓮せんせいが、振り返った先で


東京タワーを見上げて、煙草を吸っていた夏輝さんは


煙を夜空に浮かべながら、静かに口を開いた。




「…… “ すぐそこのビルの中にある、レストラン ” に行くか」


「…………!!」


「見つけ出して、見せつけてやろうぜ。

オッサン2人でも、両側に並べりゃささやかな仕返しになるだろ」


「…………っ」


「こんなにモテるイイ女を逃して

お前はアホだって、直接言い捨ててやればいい」




……ゾクリとするような、色気溢れる瞳。


心臓が破裂して、動けない私の前に来ると


夏輝さんは、左肘をくの字に曲げて差し出した。




「ほら、手入れろ」


「~~~~っ///」


「蓮、お前は左側だ」




………夏輝さんの突然のエスコートに、蓮せんせいは呆気に取られていたけど


一瞬で全てを悟ったように、妖艶な瞳をキラリと光らせて


夏輝さんと同じポーズをして、私の1歩前に出た。






「お手をどうぞ、お嬢様」

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