テキストサイズ

世界で一番愛する人へ

第3章 *イジメ*

ひなside


教室に行くだけなのに、和也くんが送ってくれるって言う。
多分、私がイジメられるかもしれないから。
過去にもこんな事、あったのかな…

去年、誰かがイジメられたのかな?
記憶にないんじゃなくて、記憶からなくしたのかもしれない。
でも、きっと何処かにそんな記憶があるんだと思う。

教室についた。
あとは中に入るだけ…


……ダメ。
なんか、緊張してきた。
入学してから、緊張なんてしなかったのに。
和「ひなちゃん?大丈夫?」

和也くんに心配かけちゃダメだ。

『うん。大丈夫!』
和「……そう。じゃ、また後でね。いつもの場所で。」
『うん。ありがと!』

いつもの場所。
あの場所があるから、大丈夫。
和也くんたちがいるから。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ