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心をあげる

第7章 あなたへ届け

リビングに戻ると

帰り支度を終え

うなだれたタクがいた。



「作動した掃除機が

花瓶を倒しちゃったみたい…」



「そうか…。

マイカ…すまなかった…

こんなことしてる場合じゃないよな。

三日後、計画を確実に成功させないと…

でも俺の気持ちは本物だから…」



「タク…ごめん。今日は帰って…」



「…わかった。

あとこっちの資料も見ておいて。

これはまだ実験段階らしいけど

実にひどい研究なんだ…」

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