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Star crew

第4章 思い出


君に伝えたいことができたから。
君と見ないといけないものがあるから。

僕らの記憶を繋ぐものを…










トントン…
ドアをノックする。

どうぞっと君の声がした。





ガラガラ…

『あの…!!』

僕は声を必死に出して君に伝えた。

『僕は…僕は…君の…』

私たちとても仲のいい友達だったんですね!

『え…?』

ブレスレット、お揃いだから!
朝はごめんなさい。
私、記憶が一部ないみたいで…
あなたのこと、何も覚えてないの。
でも、いずれっ…

『今日の夜、12時ちょうど
星が綺麗に見えるんです!
君に見てもらいたいんです!
午後は雨だけど!
夜から晴れてとても綺麗なんです!
僕と星を見に行きませんか?』

え…っと…わかりました。
12時に屋上に行きますねっ!
















君の話を遮ったのは聞きたくなかったから。
いずれ思い出す?
違うんだ。
友達?
違う。

僕と君は…


………



……………



















愛し合ってたんだよ。

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