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第2章 幼少期

家族のために毎日一生懸命働いてる父

そんな父を裏切るかのように見知らぬ男と電話している母


階段を思いっきり降り母が手にしていた携帯を床に投げつけた



「何してんだよクソばばぁ!」


ものすごい剣幕で言っていたと思う


「なんなのよちょっと!」


「お前何してるかわかってる?パパが一生懸命働いてる今何してんだよ!知らない男と電話?」



「なに言っての沙耶!!やめてよちょっと...」


この時あたしは母の胸ぐらを掴んでいた
今にも殴り出しそうだった


床に転がってる携帯からは母の名前を呼ぶ男の声


父じゃないことは確かだった





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