テキストサイズ

君が大好き~イケナイコトしようか~

第8章 通学途中で…

中学生になった諒は身長も170cmを越える程伸びていた。


目の前に居る綾は相変わらず小さくて可愛いままだ。


今は通学途中、そして満員電車の中だ。


目の前に居る綾を庇いながら、後ろからの圧力に耐えている。


突然車内が揺れ、綾に凭れ掛かってしまった。


「うわっ‥あっ、ごめん。大丈夫?」


「ううん、大丈夫だよ。ずっと庇ってくれてるけど、諒こそ大丈夫?」


上目遣いに諒を見上げる。


(そんな可愛く見つめられると、我慢出来なくなる。)


「俺は大丈夫。」


「少しだけ私に寄りかかっても大丈夫だよ?」


「うん、でもいいよ。綾、それより…。」


「ん?な‥っ!?」


俺は堪らなく、綾の唇にキスを落とした。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ