テキストサイズ

君が大好き~イケナイコトしようか~

第3章 大好きで大切

「そうなんだ。1人だと心細くない?綾、いつもみたいにお家に泊まってもいい?」


「‥そうだね。うん、いいよ。」


綾はタオルケットで身を隠しながら起き上がる。


諒は綾の隣に座って問いかけた。


「ねぇ綾、さっきこと覚えてる?」


「さっき‥えっと、何かしたかな?」


諒の顔が近づき、綾の唇に触れキスをした。


「俺達、こういう事‥したんだよ。」


「ふぇ!?」


諒の唇がそっと離れた瞬間、綾の頭の中でフラッシュバックが起こり、記憶が戻った。


「はわわ…。」


慌てふためく綾にすり寄ると、タオルケットごと抱きしめた。


「へへ、綾を独り占め、嬉しいな。今夜からもっとたくさん可愛がってあげるから、楽しみにしててね。」


「えっ‥、ええーーっ!?」


こうして、諒と綾の関係は始まった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ