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先生、駄目ですっ……

第8章 鬼の生活指導教師 2

「あのさ……加賀美さん……」

「ん~……」

マッサージチェアに揺られながら琴子と話す。

「私、加賀美さんが風紀委員に入ってくれて本当に嬉しかった……」

「はぁ? 私風紀委員に入ってないから……無理矢理手伝わされてるだけだし~?」

「私ね……一年の頃、加賀美さんが羨ましいなって思ってたの……」

「はぁ? 一年の頃?」

「きっと加賀美さんは気付いてもいないんだろうけど、私は加賀美さんを見るたび素敵だなって思ってた……明るくて、綺麗で、いつも笑ってて……」



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