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先生、駄目ですっ……

第2章 図書委員の継承

今も渋くて格好いいけど、この頃は精悍で知的で私が好きなタイプだった。

思わず見とれてしまう……

「おぉ門真、お疲れ様」

「ひゃあっ!?」

急に背後から声をかけられ、私はいたずらが見つかった子供のように叫んで飛び上がってしまった……

「ん? どうした?」

「な、なななんでもありません!!」

声をかけてきたのは甲斐先生本人だった。

さっきまで見ていた高校時代の先生と顔がリンクする。

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