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先生、駄目ですっ……

第13章 鬼の生活指導教員 3

色恋沙汰にまったく関心がないように見えた琴子が恋をしてるというのは驚いた。

しかも相手があのうっとうしい『鬼の生活指導教師』阿久津だと聞いて二重の驚きだ。

正直どんな趣味なんだよ、とは思うが琴子のために一肌脱いでやることにした。

なんといってもこの風紀委員の合宿を利用しない手はない。

私はまず合宿に着ていく服を琴子に貸してやることにした。

私と学校外で会うときも制服以外見たことがない琴子が男を惹き付ける服を持ってるとは思えなかったんで。

でも琴子はスカートの丈が短すぎるだの、胸元が開きすぎてるだの、知性の欠片もないだのとのたまわって私の私服を全否定しやがった。

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