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先生、駄目ですっ……

第13章 鬼の生活指導教員 3

「加賀美もべっぴんやで」

「私はいいから。セクハラ」

「なんや、それ。誉めたったのに」

納得いかない様子の阿久津だったけど無視。

とにかく琴子と仲良くさせなくちゃ。


料理はこの地方ならではの海の幸がメインで美味しかった。

会話もボランティアの話だけでなく、阿久津の日常とかうまいこと聞き出せた。

「へぇー。阿久津ってその年で彼女もいないんだ?」

「もてへんわけちゃうで? 忙しくてそんな暇ないんや」

「はいはい」

「はいはいってなんや!? 信じてへんやろ!!」

「もてなさそうだもんねー、阿久津って」

「んなことあるか!! モテモテやで、先生は」

「暑苦しいし、鬱陶しいし。モテない要素満点なんですケド?」

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