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再会の歌

第9章 揺れる想い

新が紳士だなんて、知ってる。



ちょっと毒舌だけど根は優しくて、
温かい人。




何かその優しさが
あたしに注がれる度に、ドキドキしちゃって……


あたしのこの気持ちは一体何だろう?





甘酸っぱいけど、曇ってて。


嬉しいけど、悲しくて。


そして、少しの罪悪感。










「初輝ー、朝飯できたぞー」









「よいしょ、っと」


あたしは新に呼ばれて、ベッドに横になっていた体を起こした。

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