テキストサイズ

再会の歌

第2章 再会

次の日、あたしは朝一番に李沙に話しかけた。


「李沙、おはよ!」


「おはよう!何か今日は機嫌がいいね。なんかあったの?」


もちろん、あるんだ。


「あのね、実は欲しい物があって…」


「買って欲しいんだ?」

「うん…」


李沙は「思ってたより、早いな…」と呟くと、少し考えて答えた。


「いいよ。約束だし。」


「本当に!?ありがとう!」


「うん!で、何が欲しいの?」



何だか緊張して、大きく息を吸って、吐いた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ