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「Hacpa っていうバンドのCDなんだけど…」


あたしが言うと、李沙は驚いた顔をしたがすぐに答えた。


「わかった。
今日買って明日渡すね。
その代わり、
明日私と二人で飲もうよ。」



あたしはその提案に「了解」と答え、
ダッシュで仕事を片付けた。




帰りに音楽プレーヤーでHacpaの新曲を聴きながらふと、疑問が浮かび上がった。



HacpaのCDが欲しいって言ったとき、なんで李沙はあんなに驚いてたんだんだろう…


ま、いっか！


あたしは明日が早く来て欲しくて、
晩ごはんも食べずに
シャワーを浴びて、
ベッドに潜り込んだ。