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再会の歌

第2章 再会

翌日、あたしは
李沙に何度も「CDは?」と聞いたが、「飲みに行くときね」と焦らされた。


んーまだかな…。



時間が経つのがやたら遅く感じた。




「初輝、私も仕事終わったしそろそろ行こうか」


「うん!行く」


「お先に失礼します」と上司に言ってあたしたちは会社を出た。




「ここなんだけど…」


李沙に連れて来られたのはおしゃれなイタリアンだった。


「おしゃれじゃん」



「でしょ?今日はじゃんじゃん飲んで、じゃんじゃん食べよう!」



あたしたちは陽気な気分で、店に入った。

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