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再会の歌

第5章 楽屋の大事件!?

李沙と泰地くんはギリギリまで一緒に居たいらしく、二人で楽屋を出ていった。

もちろん、タクと鈴音さんも。


「お先にどうぞ」


楽屋に残ったのは、あたしと新くんだけで、新くんは笑顔であたしが楽屋を先に出るのを促した。



なんて、紳士なんだ…



あたしは新くんと一緒にステージ裏へと続く廊下を歩いた。


「今日は来てくれて嬉しいよ」


「あたしも!楽しみだなあ」


「ステージの上の俺たち、しっかり目に焼きつけてね」


「うん!」



しばらく歩くと重そうな扉が見えてきた。


「ここからは、関係者以外立ち入り禁止だから。

そっち真っ直ぐ行けば客席に行けるよ」


「うん。頑張ってね。

じゃあ」





「待って!」

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