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再会の歌

第6章 ライブと彼女

そう思ったらなんだか恥ずかしくて、涙がでそうで……



「あ、あたし!喉渇いたので、
みなさんの分もまとめて何か飲み物買ってきます!」



そう言って楽屋から飛び出していた。





ああ、馬鹿……


あたしって本当に馬鹿……



今、何処を走っているのか分からない。


だけど、今止まったら、

走るのをやめたら、

泣いているのが通り過ぎる人たちにばれてしまいそうで…


あたしはただひたすらに足を動かした。

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