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再会の歌

第7章 新の家

新があたしをお姫様抱っこして、
アパートの階段を上がっていた。


「ちょ、新!?降ろして!」


「起きれないって言っただろ。
ほら、着いたぞ」


そう言うと新はゆっくりとあたしを地面に降ろしてくれた。


「あ、ありがと」


「おう。
ほら、入れ」




新の部屋は広くて、温かいデザインの家具でまとめられた、おしゃれだった。



「わぁ、すごい…あたしの部屋よりおしゃれ」


「だろ?けっこう自慢なんだ」

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