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再会の歌

第7章 新の家

あたしが緑の小さめの絨毯に座っていると、新が紅茶を淹れてくれた。


「疲れたろ?」


「うん、まあ…ね。
でも、新のおかげでだいぶ元気になった。ありがとう」






ちゅッ…






「ん!?」



気づいたら、あたしは新にキスされていた。


ライブ前の時とは違う、
長くて甘いキス。


「ん…」


お互いの舌が絡み合う。


息ができなくなってきて苦しくなってきた頃、新がゆっくりと唇を離し、あたしの頬を両手で挟み、おでこに新のおでこを合わせてきた。



「無理すんなよ…」

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