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LAST SMILE

第2章 Blue Sky







祐兎も亜貴もびっくりしたようにあたしを見つめる。



「は?お前、なにやって・・・」


「火傷・・・。このままじゃいけないから」



あたしはそういって、
持っていたペットボトルの水でハンカチを濡らし、
そのハンカチを手に巻きつけた。


「これ・・・なん・・・」


「いいから。広がっちゃうとあれだから、今日一日つけててよ。
 ギター、弾けなくなるよ?」



あたしが説教混じりにそう言うと、
祐兎はぽかんとした顔であたしを見やった。



「べ、別にいらんわ。こんなん、邪魔やし」


「なっ!?邪魔ってことないでしょ!?馬鹿!!」


「馬鹿って何だよ。馬鹿って」


「こら、2人とも落ち着け。何やってんだ」




何これ・・・。


Reesのときにも、あたしたちは口喧嘩をした。


解散の理由もそれだしね。


でも、このメンバーは違う。


相手は女の子じゃない。
男の子なんだ。



だから、あたしのしょうもないことも、
受け流せるほど、強いんだね。



初めて実感した。



あたし、これからはこの
Blue skyのメンバーになるんだ・・・。




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