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妄想いろいろ

第3章 妄想3 社長

「あー、もー、まじめだね。井上くんは。」

フッと笑って社長は私を見た

「…スケジュールと違うのが気になるだけですよ。
…あと、恐れ多いですよ。申し訳ないです私まで食事するなんて」

原田様も大企業の社長。

社長秘書でも一般人の私が一緒に食事するような人じゃないはずだ。
知らずに顔が下を向く。

「その理由はどっちが本当なの」

「えっ」

顔を上げると、社長じっと見ていた。

「…スケジュール通りじゃなかった事と、食事に合席した事。どっちが本当の理由なの」


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