真実のノート
第4章 ノートの続き
美香side
(このノートの存在は、誰にも言わないでおこう。)
なぜだかよく分からないが、そうしておいた方がいいと直感的に思っていた。
姉は毎日、どんな思いでこのノートに書いていたのだろう。
___________________________
「美香も美奈も早く準備しろ。」
「お父さん!なんで勝手にそういうこと決めるの?お姉ちゃんだって、今日は本当は大切な試合だったんだよ?」
「試合なんか、これからまだいくらでも出来るだろ。でもこれは別だ。お父さんの会社のお偉いさんがたくさん来る、数少ないパーティーなんだ。お父さんのためだと思って…な?」
「最低…。」
(このノートの存在は、誰にも言わないでおこう。)
なぜだかよく分からないが、そうしておいた方がいいと直感的に思っていた。
姉は毎日、どんな思いでこのノートに書いていたのだろう。
___________________________
「美香も美奈も早く準備しろ。」
「お父さん!なんで勝手にそういうこと決めるの?お姉ちゃんだって、今日は本当は大切な試合だったんだよ?」
「試合なんか、これからまだいくらでも出来るだろ。でもこれは別だ。お父さんの会社のお偉いさんがたくさん来る、数少ないパーティーなんだ。お父さんのためだと思って…な?」
「最低…。」