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真実のノート

第1章 プロローグ

梅雨が明け、本格的な夏がやってきた。
じめじめした気候で、あまり気持ちの良い状態ではない。

過ごしにくい状態は気候だけではない。周りの人達がみんな泣いている。

父、母、祖母、祖父、従姉、叔父…

みんな、黒い喪服に身を包み俯いている。

今日は、お通夜なのだ。

誰のかって?












私の姉のです。

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