テキストサイズ

真実のノート

第1章 プロローグ

姉は、高校2年生。バスケ部だった。

そんな重苦しい空気の部屋に、気まずそうに入ってくる1組の男女がいた。

その2人を見るなり、母は飛びかかった。

「あんた達の子供が…息子が!!私達の大事な娘を奪ったんだ!!どうしてくれるんだ!!」

「おい!やめなさい。」

すかさず父が止めに入る。

飛びかかられた方の男女は、何も言い返さないどころか申し訳なさそうに頭を下げた。

この2人は、姉の彼氏の親だ。

さっき母が言ったように、姉は彼氏に殺された。
そして、その彼氏も自殺した。

そう、思っていた…あのノートを見つけるまでは…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ