テキストサイズ

真実のノート

第2章 ノート

葬儀もひと段落し、姉の遺品の整理をすることになった。

私と姉は同じ部屋で寝ていたので、つまりは私の部屋の一部を整理するということになる。

私と姉の部屋は2階にあった。

2段ベットの下が姉。上が私だ。

ひとまず、姉の机の所から始めることになった。

机の中からは、決して良くもない、けれど悪くもない普通の点数のテストの紙束がバラバラと出てきた。

それから、授業で使ったと思われる数冊のノート達。

一冊一冊開いていく。どれも、綺麗な字が並んでいた。

(いいな…。)

姉の字に関しては、生前から羨ましがっていてよく姉にも言っていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ