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真実のノート

第2章 ノート

「お姉ちゃんは綺麗な字でいいなー…。」

「そんなことないよー。美香の方が綺麗だと思うよ?」

「私は汚ないよ…。」

「美香…知ってる?字ってね、人の心を映すんだよ。」

「人の心…?」

「そう…。」

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最後の一冊を開いた。

(…?)

これはどうやら授業に使用したノートではないらしい。

でも、1ページ1ページぎっしりと文字が並んでいた。

姉には珍しく、ページごとに字の乱れなどが感じられる。

これはどうやら姉の日記のようだ。

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