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愛しぬいて。

第2章 俺だけ見ろよ...。



はぁーい。どーゆーことかなぁ?


「お前、何年よ。」


目の前のデカ男に問う。


「お俺?留年して1年だけど」


は?


「俺とおんなじ」

「は?」


いやいや、こっちの台詞な?(笑)

にしても。


「なんで、俺ら1回も会ったことねぇの?」


問題は、そこなんだよなぁ。


「あー。それだったら
俺、学校ほとんど休んでたから。」


は?


「単位は?」


高校だぞ?


「あ?んーとな。公欠扱いかな?」


は?なんでよ。


「そんなずっとは無理だろ」

「まぁ、俺の家色々あっからさ」


色々あっからさ。じゃねーよ。


「ずりぃだろ。にしても
てめぇの噂聞かなかったぞ?」


同じ学校で。しかも、こんなデカ物で
しかも...こんなに、かっけぇんだぞ?


「噂が流れねぇはず無いだろ」


絶対、おかしい。


「まぁ、それはどーでもよくね?」


まぁな。でも


「気になる」

「いいから、早く学校行くんだろ?」


そーだった!!


「てか、制服ねぇよ。」



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