テキストサイズ

夜が明けても傍にいて。

第24章 恋の終わりと恋の始まり。

今まで簡単にしか伝えて来なかったけど


今日は私の想い、幸太に届いたかな…?




「莉菜ちゃん…ありがとう。


ちゃんと莉菜ちゃんの気持ちが伝わってきたよ。


これからもちゃんと自分の気持ち、不安に思ってることも全部、課長に伝えていってね。


一人で泣いちゃ、駄目だよ?」



そう言って静かに笑った。


「俺は、課長以上に出世する予定だから
俺を振ったこと後悔することになりそうだね?」


今度はそう言ってクスクス笑った。




「幸太、後悔させてね?」







私が冗談でそう言った直後、個室の戸が勢いよく開いた。






「誰が後悔するんだ?」




!!!





「後悔なんかする訳無いだろ?」






まだ約束の時間まで30分もあるのに


悪魔様のご登場だ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ