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夜が明けても傍にいて。

第24章 恋の終わりと恋の始まり。

一つの恋が幕を閉じた…。




あれから三人で飲んで、慎也は今まで見たこともないくらい泥酔してしまった。


現在真夜中の2時過ぎ
慎也の家に介抱するため付き添って来た。


慎也は駆け寄ってくるハナをぎゅう、と抱き締めてベロベロ舐められている。


「ハナ?俺は幸せだよー。」


なんて言いながら…。



「おーい、莉菜!お前も来ーい!」


嫌な予感しかしなくてピタリと立ち止まる私。


「早く来ないとお仕置きだぞー。」


そう言われて少しずつ距離を詰めた。


ソファーでじゃれ合う一人と一匹。


見れば見る程心が温まっていく。







黙って見下ろしていると、慎也がハナに諭すように言った…。


「ハナ?莉菜も仲間に入れてあげようね?

きっとこの先家族になる人だから。




おいで?莉菜…。」



慎也は私の手を引いてソファーに座らせるとハナを左腕の中に、私を右腕の中に閉じ込めた。


いくら酔っているとはいえ、その発言に私は
キュン死した。


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