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夜が明けても傍にいて。

第25章 溺愛の症状。

慎也が深呼吸をした後私の両手を握った。



「莉菜…幸せにするから

ずっと俺の傍に居てほしい…。



結婚しよう。」







「/////ずっと…


私の傍に居て下さい。


よろしくお願いします。」







「フッ…。」



「フフッ…。」




“チュッ”




/////



慎也が頬にキスをくれた後、ポケットから小さな箱を取り出して私の掌に乗せた。


中を開けて見ると


!!!


キラキラ輝く指輪が入っていた。



「綺麗…。」


そっと左手の薬指にはめてくれる慎也。



「ピッタリ…。どうしてサイズ…」



「莉菜が意識を手放してる時だよ。」


そう言ってニヤッと笑った。



「さ、いつ挨拶に行こうか?」





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あれから二週間が過ぎた。


私と慎也は今、私の実家の門の前に居る。




「緊張する…。」


「俺のセリフだろ。」


私はドキドキしながらインターホンを押した。

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