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夜が明けても傍にいて。

第26章 新しい生活

「最初は俺、すんげー緊張してて…ビールを飲まずにいられなかったし…。


そん時の気持ちとか…
莉菜に嫌われたくないって思った瞬間とか


夜中に莉菜の部屋を黙って出てくる時の寂しくて
朝まで一緒に居られたらいいなって思ったこととか


あの部屋で感じたこと全部、大切だよ…。



だけど、今もこうしてあの頃の気持ちがお互い胸の中に鮮明に残っているだろ?


あの場所は俺達の心の中にあるから。
今も、これからもずっと俺達の心の中に…。」



慎也も同じ気持ちで…嬉しかった。





私達は同じベッドで眠った。


抱き締め合って


「これから毎日こうして居られるね。」って言いながら…。



幸せな時間だった…。









新しい生活は








幸せな毎日を送れるものだとしか






思っていなかったんだ…。

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