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夜が明けても傍にいて。

第28章 会えない日々

“支えてあげてね”

“課長の気持ちを考えてあげなよ”



美穂と愛花さんが言ってくれた言葉が頭の中でリピートする。


この状況で私にどうしろと?


少し寝なきゃ…
頭がおかしくなりそう。


今日は会社も休みだし…


寝てる間に慎也は帰って来るよね…?


きっと…帰って来る。



ベッドにハナを連れて行ってハナを抱きながら眠った。







目が覚めるとお昼を過ぎていた。





慎也は…居なかった。





「うっ……うぅっ……。」



空しくて、切なくて、苦しくて



どうしたらいいのかわからなくて



始めはハナを気にして堪えていた泣き声も



いつしか大号泣になって



泣き叫んでいた。

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