テキストサイズ

夜が明けても傍にいて。

第32章 番外編①

「俺と莉菜…。

あの時別れなかったら、結婚してたかもな…。」



“ガタンッ”


「それは無いだろ。」


え?…慎也?




「あれ?…どっかで…。」


「こんないい男忘れるなんて頭良すぎ、

“あ、き、ちゃん。”」



「ちょ、ちょっと慎也っ!」


「あ、思い出した!莉菜のご主人!」


「楽しんでるとこ悪いけど、ちょっと君の間違えを指摘してあげたくて。」


「は?」


「君と莉菜はいずれにせよ別れる運命だった。
何故なら莉菜は俺と結婚する運命だったから。


わかったか?」




「「「…。」」」



---慎也…みんな引いてるよ…。




「わかりました。」



---あきちゃん…ありがとう。





「俺は…莉菜の初体験の相手になる運命だった
だけで満足っス。」










---あきちゃん…


たった今、二度とあきちゃんに会えないことが
決定したよ…。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ