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夜が明けても傍にいて。

第36章 番外編⑤

「石田。

てめぇ…こっぱずかしい事言うんじゃねー。///」



照れて嬉しそうな慎也。


そんな慎也が可愛いくて
“きゅん”としてしまった。







美穂と幸太には客室を使用してもらって
私達も寝室に入った。



「二人共、幸せそうだね?」

「あぁ、そうだな。」


「良かった…二人が上手くいって…。」

「俺も。

石田はしつこいから、莉菜のこと諦めてくれて心底ホッとしたよ…。」


慎也は私の身体に巻き付くように絡んで
安堵の表情を見せる。



「ふふっ。でも慎也、幸太に慕われてるね?」


「////お前までからかうな。」


「でも、正直…嬉しいでしょ?」


「まあな。

アイツは、いい奴だからな…。」



「慎也からすればどんな人がいい奴なの?」


「莉菜を大事にしてくれる奴は皆、いい奴だ。」


「///」



「だから、俺は昔から
石田らは“いい奴”の部類だぞ。


俺が莉菜を好きになった時から…。」



慎也はそう言うと
私の唇に“チュッ”と優しいキスをくれた。

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