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夜が明けても傍にいて。

第36章 番外編⑤

「慎也、いつも私を大切に思ってくれてありがとう。

それから、私の友達のことも大切に思ってくれてありがとう。」



「それを言うなら俺だって…


俺や、俺の周りを大事にしてくれてありがとな。」




慎也はゆっくりと右手を私の左胸の上に置いた。



「慎也?今日は、駄目…だよ?」


「莉菜…大好き。」


慎也は私の言っていることを全く無視して
私の唇にかぶり付いた。


「んっ…、し、慎也…駄目だってば…。」


必死に慎也を押し退けて言うと
慎也は信じられない発言をした。



「アイツらもヤってるから気にすんな?

さっき石田には言っておいたから。」



「な、何を?」


「シーツと敷布団を買い取るなら濡らしていいぞって。」



なっ!///なんということを…///




私の抵抗は…無惨にも砕け散った。












この時は、誰一人として知らなかった。



私と美穂が同時期に妊娠発覚するなんて…。




そして、慎也と幸太のパパ対決が
この先繰り広げられるのであった。





番外編⑤終わり♡

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