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いつか鳥かごの外へ

第1章 悲しい始まり

その帝国京の中心部からやや近い場所に
上流階級の貴族が住む大きな屋敷があった

中は何やら慌ただしい様子

屋敷の主(あるじ)が使用人達と医者に囲まれた婦人を心配そうに見ていた

婦人は大変そうに息を切らせていた

屋敷の主が婦人の手を握る



妻よ、もう少しだ



婦人は出産間近であった


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