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いつか鳥かごの外へ

第1章 悲しい始まり

婦人が悲痛な声をあげるとともに


″おぎゃあおぎゃあ!!″


元気に泣く赤ん坊が生まれた



旦那様!男の子です!



侍女の隼(はやぶさ)は
そう伝えると

屋敷の主はとてもとても喜んだ


妻よ!良くやってくれた!!



なぜならずっと女しか生まれなかったからだ

しかしその子供たちは体が弱く

一人は生まれてすぐに
もう一人は流行り病で
亡くしていた


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