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君の瞳に映るもの

第2章 空白の時間

「お前さ、今、メチャクチャにされるのと、後でメチャクチャにされるの、どっちがいい?」

「えっ?」

 なななな何?

 なん……っ!

 その言葉の意味することは、やはり、それしかないわけで、私の思考は、この時、完全に停止していた。

「とりあえず、選ばせてやるよ」

 何、その上から目線。

「え、あの……」

「どっちがいい?」

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