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君の瞳に映るもの

第2章 空白の時間

 温かいものが一気に溢れ出て、バスタオルを濡らす。

 急に激しくされて早くも限界の状態になっているにも関わらず、追い立てられる。

「やめ…っ、や、だっ……! あっ、あっあっ、んんっ……」

「やだ、ダメ、なんて言えなくしてやる」

 潤んだ目で首を横に振って訴えるけれど、そうしたところで零一は手を止めてはくれないし、やめるつもりもないのだろう。

「雅緋、覚えろ」

「あっん……んっ、んんっ……」

「俺がどうやってお前を抱くのか、全て、躯で覚えろ」

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