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君の瞳に映るもの

第2章 空白の時間

 呑み込まれた指はすぐに動き始め、私を追い立てる。

 けれど、この刺激は朝に感じた刺激とは全く違うもので、躯は反応するのに頭がついていかない、そんな感じだった。

 指が出入りするだけでも充分な刺激なのに、零一は、奥まで指を捩じ込むとそのまま、奥を前後に動かして私の中を掻き回す。

 ぐちゅりと音が鳴って、それを合図に水音は激しくなっていく。

「やっ、あっあっ…んっ、やめ…っ、あっ……」

「あぁ、溢れてきたな」

 零一は満足気に言って、中を掻き回し続ける。

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