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君の瞳に映るもの

第3章 戸惑い

 部屋を整えていったのは、きっと、罪悪感を薄める為だろう。

 何事もなかった状態を装い、時間を稼ごうって魂胆がバレバレだ。

 計画的犯行ってやつですか。

 この怒りを何処にぶつければいいのだろう。

 泣き寝入りするしかないのだろうか。

 それじゃ、悔しすぎて忘れられない。

 忘れ…――。








 ――雅緋、覚えろ。

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