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君の瞳に映るもの

第1章 朝から……?

 お互いのことを全く知らないというのに、信用できない。

「とにかく、離れて」

「いいのか?」

「いつまでも繋がっていたいわけないでしょ」

「ふーん」

 何か含みのある反応を見せて、男は私が離れるのを手伝う。

 やっと解放される。

 そう思い、ベッドから降りようとした瞬間、ドロリとしたものが太股を伝い、私は動きを止めた。

「あぁ、思ったよりも出たな」

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