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君の瞳に映るもの

第1章 朝から……?

 男は私の手をそこに持っていき、握らせると、首筋に唇を這わせてキツく吸い上げた。

「あっ……!」

 吸われた瞬間、思わず強く握ってしまい、手を離そうとすると、再び男の手が伸びて阻まれる。

「わかるか? これが、さっきまでお前の中を掻き回していたって」

 ゆるゆるとしごくようにされて、指先に感じる男の熱は、ビクビクと脈打っていて、私が触れたことで更に硬くなった。

「俺としては、早く此処に入れて、お前を味わいたいんだけどな……」

 濡れすぎたそこは男の指を簡単に飲み込んで、また音を立てた。

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