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双子のお兄ちゃん

第2章 初めて



そこには氷水が入っているグラスを持った蒼にぃが立っていた

「…クスッ…どう?目が覚めた?」


「もぅ!蒼にぃの意地悪!!」


私がほっぺたを触りながら怒ると



「ごめんごめん」


と 優しく頭を撫でてくれる



「もぅ…」


「ん?」


「そんなことされたら、怒れなくなっちゃうよ…」


「そう?じゃあ、翠起こしてきてくれる?」



「うん!わかった!!」




私はそう言って パタパタと翠にぃを起こしに行った




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